2013年4月30日火曜日

STY 2013

4/26~27、『 STY(Shizuoka To Yamanashi) 』に参加してきました。UTMF(ULTRA-TRAIL Mt.FUJI)と同時開催され、UTMFの後半部分、静岡県富士市の富士山こどもの国から山梨県富士河口湖町の河口湖八木崎公園まで、距離84.7km、累積標高差4,860m、制限時間24時間、参加人数1200人のレースです。

長野マラソンから5日後というスケジュールだったので当初から記録や順位には拘らず、UTMFのエントリー資格となる70km以上のトレイルレースを楽しく完走できればと考えていました。

しかし、長野で痛めた両ふくらはぎ(ヒラメ筋)の回復が遅れ、スタート直後からまともに走れず厳しいレースとなってしまいました。

スタート直後は完走は厳しいかと感じましたが、時折現れる美しい富士山と、スタッフ、ボランティア、応援の皆さんのおかげで何とかゴールにたどり着くことができました。

■大会1日目(4/26)
04:00 ... 起床。前夜は仕事で帰宅が遅く睡眠2時間半。眠い。。。
05:00 ... 出発。中央道で河口湖まで順調に車で移動
06:30 ... 富士北麓駐車場に到着。暖かく感じました。
07:45 ... 予約していた富士山こどもの国行きのバスに乗車。1時間ほど仮眠。

08:40 ... 富士山こどもの国に到着。一転、雲が広がり風が吹いて肌寒い。

09:20 ... 受付(8:00~11:00)、装備品チェック(18項目)は30分ほどで完了

風除けできる場所に陣取りテーピング、ハイドレの準備、着替え、朝食。朝食は、カステラ4切(512kcal)、ゼリー2個(400kcal)。仮眠したかったのですができませんでした。狙うレースだったら前泊必須かな。

11:30 ... 準備完了。こあしす山民会の皆さんと合流して記念撮影。
12:00 ... 荷物預け(8:00~12:00)
12:30 ... 開会式

13:00 ... A4:富士山こどもの国、スタート!

園内のクロスカントリーコースを3kmほど走ってから園外へ出ていきます。最初の登りにかかった瞬間、両ヒラメ筋に激痛

予想以上に酷い状態で特に登りでは一歩一歩激痛が走ってまともに走れない。次のエイドにも辿り着けないじゃないかという痛みで、今後のことを考えたらここでリタイアした方がいいのではないかと真剣に悩みました。

ただ、UTMFの練習と考えれば、こんな状態で得られることもあるのではないかと進む決意をする。ゴールは無理だとしても行けるところまで行ってみよう。痛みが弱まる動きをいろいろ模索。

林道からトレイルに入るところで、ボランティアをされていた山民会のかすみさん、おださんに応援していただきました。あらためて頑張ろうという気持ちになれました。

シングルトラックで急なアップダウンもあり激痛に悶絶。細い根っ子のトラップも多くて一度コケましたが手が汚れる程度で済みました。

途中、別荘地を通ります。ここは熊鈴禁止区間になっていましたが、呼び掛けが十分でなかったようでトラブルが発生していたようでした。。。

14:33 ... A5:水ヶ塚公園、12.5km in 1:33'38

ここでは山民会ロデムさんの応援あり。この後のエイドでも応援いただきとても力になりました。ロングレースではメンタル面は大きいですね。

エイドを出てすぐに約4kmの歩行区間(走行禁止)が始まります。脚のためには助かりました。ここでは外国人の歩くスピードの速さに驚き!脚の長さでこれほど違うものか(苦笑)

しばらく登り、須山上り一合五勺から下り一合五勺まで平坦で明るい森の中をハイキング。

幕岩(まくいわ)からコース最高地点の四辻(よつじ)へ標高を上げていきます。路面は滑りやすい砂礫に変わります。足あとにつま先を突っ込みながら登ります。

森林限界を超えて富士山が現れました。

15:27 ... 四辻。スタッフの方によれば気温は5℃くらいとのことでした。寒い中ありがとうございました。

ここで歩行区間は終了。ウィンドブレーカーを羽織って下り始めます。天気が良くて爽快な景色。ザクザクと脚にも優しくて助かりました。ただ足首のスパッツを持って行ったのですが着けるタイミングを逃してしまい、砂礫がシューズの中に入ってしまいました。

14:33 ... A6:富士御殿場口太郎坊、19.6km in 2:42'11 out 2:44:11

トイレに寄ったあとバナナとオレンジをいただきすぐに出発。ここから先は試走禁止になっていた区間。しばらく下ったあと、小さなアップダウンを繰り返しながら自衛隊敷地内をふじあざみラインまで横断していきます。

16:19 ... CP2。自転車の激坂レースでも有名なふじあざみラインの長~いロードの下り坂。シューズに入った砂礫がつま先に集まってしまい親指を圧迫してしまいました。レース後にみたら爪がめくれて剥がれかけてしまっていました(未だに腫れ上がっています...)。スパッツを着けるか、太郎坊でシューズを脱いで砂を出しておくべきでした。

16:35 ... A7:すばしり、29.0km in 3:35'29 out 3:37'57

ここではボランティアをされていた山民会のあうとさいどさんにお会いできました。ここまで時間を見ながら15分毎にハイドレのREPRENISHを飲んできましたが、ハイドレを確認すると予定より減っていないことが分かりました。もっと飲まないと。ポカリを一杯いただく。

おしるこや磯辺焼きが美味しそうでしたがお腹が減ってなく、スニッカーズやジェルを30分毎に摂れていたので、シューズを脱いで砂礫を出して再出発。

エイドを出て富士箱根トレイルの急登を登っていきます。途中、前を行く3人くらいがコースロストしかけていました。登りは下を向いて登ることが多いので要注意ですね。

登りは痛みを抑えるため全て歩きでゆっくり登りました。この登りは長かった。

17:30 ... 立山(たちやま)

ここからは小さなピークをいくつも越えながら三国山まで尾根道を行きます。ここ走れたら気持ちいいんだろうなあ~。下りだけそろそろ駆け下ります。

17:39 ... アザミ平

夏はフジアザミの群生が見られるそうです。

よく見かけた大きな植物は コバイケイソウ というそうです。有毒です。

17:57 ... 大洞山(おおぼらやま)、角取山(つのとりやま) 三等三角点がありました。

18:19 ... ヅナ峠  武田の軍勢が北条を攻撃する時に通った峠

18:24 ... 三国山(みくにやま) 神奈川(相模国)、山梨(甲斐国)、静岡(駿河国)の境に位置する山。

日の入りは18:28。スタッフの方から「綺麗な富士山に間に合いますよ!」とのナイスアドバイス。

三国峠までの急坂を下り、三国峠の道路を渡って登り返します。間に合いました。

息をのむ美しい風景にランナーもみんな立ち止まり、荷物を降ろしてしばし眺めていました。ここまで我慢して来て良かった。

18:45 ... 明神山(みょうじんやま)、鉄砲木ノ頭(てっぽうぎのあたま)

明神山の下りから前後のランナーが一斉にライトを点灯し始めたので真似して点灯。が、いきなりコースロスト騒ぎ。200mほど下ったらコースマーカーが木に絡まってありました。下り坂の終盤は落ち葉で石が隠された細いトレイルで何度かコケそうになり危なかったです。

山を下り、舗装路をダラダラ下って山中湖に到着。この辺りからふくらはぎを庇って変な力がずっと入っていた影響か体中に疲れが出始め体が動かなくなってきました。

19:35 ... A8:山中湖きらら、45.4km in 6:35'01 out 6:48:12

ここでも山民会ロデムさんが笑顔で出迎えてくれました。ボランティアをされていた伴走伴歩クラブ(バンバン)のシノマルさんにもお会いでき励ましていただきました。本当に応援の力は大きい。次のエイドに向かおうという気力が回復しました。

バナナ、オレンジ、コーラをいただき、デジカメの電池を入れ替え、綺麗なトイレに寄って再出発。

道志みちを1kmほど進み、石割山への林道に入ります。前後に人がおらず、暗闇の中、誘導テープの反射を頼りに登っていきます。夜間のレースは初めて。テープが風でヒラヒラ舞って、妖精に手招きされているかのような感覚で面白かったです。

登りはヘッドライト(PETZL ティカXP2)のみ、下りはハンドライト(閃 SG-325)併用にしました。登りだけであればXP2の60lmだけで何とかなりましたが下りは無理で、閃150lmの故障などを考えると同じくらいの明るさがあった方がいいなと感じました。

20:37 ... 石割神社

松明を焚いてスタッフが応援してくれていました。巨岩があるはずですが真っ暗で何も見えず。ここから山頂までは結構な急登でした。

20:49 ... 石割山(いしわりやま)

山頂にはテントを張ってスタッフが待機していました。ここから二十曲峠までやや急な下りのシングルトラック。段差があるところはふくらはぎの激痛が避けられず我慢大会。

しばらくすると暗闇の先からエイドの応援の声が聞こえてきました。嬉しい瞬間。

21:02 ... A9:二十曲峠(にじゅうまがりとうげ)、51.3km in 8:02'09

スタッフからちょうど100番と告げられました。順位はもうどうでもいいけど、ここまで来たら完走はしたい。

前半ハイドレにはREPRENISHを入れましたが、夜になって補給が疎かになっていたので、エネルギー補給も兼ねてCCDに切り替えました。体が冷えてきたので温かいコーヒーを一杯いただいて21:15くらいにout。

エイドを出てすぐに急登で心拍数が上がる。尾根に出ると満月に照らされた富士山がとても美しかったです。冷たい風が吹いて気温が下がってきました。

1時間ほど経ったところから岩場の急登が始まります。

この日一番の難所でした。何箇所かでスタッフの方から「脚攣りはないですか?」、「滑落したら助からないので本当に気をつけてください!」と注意していだただき、三点支持で慎重に通過することができました。

22:52 ... 杓子山(しゃくしやま)

夜景と富士山が綺麗でしたが寒い!すぐに下山開始。急な坂を下って林道に出ます。ここからの林道が長かった。

後から考えるとハンガーノックだったのか、力が入らず、下りなのに歩きっぱなしで後続のランナーに抜かれつづけました。

前半は時間を見て補給していましたが、夜は時計が見れず足元にも注意しなければならず補給が疎かになっていました。ジェルはフラスクに原液のまま入れていたのですが寒さで粘度が高くなってしまい飲めなくなってしまいました。水を混ぜるなどの工夫をするべきでした。

軽い胃のむかつきも出始めていました。翌日UTMFに出場したラン仲間から「気持ち悪いから食べないと悪循環になるので、固形物を食べるといい」と聞きました。食べないから気持ち悪くなるのか。次回のロングでは試してみようと思います。

立体交差でロードに出た所で道路脇の気温表示は5℃。稜線は0℃近くだったと思われます。スタッフから「A10ではよしだうどんがありますよ!」と聞いて俄然やる気が復活。

00:39 ... A10:富士小学校、66.5km in 11:39'16 out 11:52'06

ここでは山民会のロデムさんとボランティアをしていた山民会のしおりんさんが笑顔で出迎えてくれました。ほんと仲間に会えると元気が出ますね。ありがたかったです。

念願のうどん。ちょっとぬるかったかな。でも久しぶりの固形物が美味しかった。

トイレに寄って、サンバイザーからニット帽子に代えて再スタート。と思ったら、山民会のよしださんがエイドに入ってきたところでした。どこかで追いつかれそう。

本来ならもうゴールしている頃だよなあと月を見ながら最後の山道を登っていく。3年前に走り始めた頃は、こんな時間に山の中を歩いているなんて想像もつかなかったなあと、ちょっと可笑しく感じました。

うどんで復活したのか、最後の登りはいいペースで登ることができました(歩きだけど)。久しぶりに何人かパスして霜山(しもやま)山頂近くの最後のピークを通過して西川新倉林道に降りました。

地味に登りの続く長いロードの林道。左手には河口湖が見えるのになかなか下りに入らない。いつまで続くんだ~。うどんパワーも切れ、途中からトボトボと歩き始めました。

夜も深まり睡魔も大きくなってきて目を閉じたら走りながら寝てしまいそう。こんな経験も初めて。次回はカフェイン系の何かを持って行こうと思う。

ようやく下りの白滝林道。砂利が浮いていて走り難い。ガスがかかっていたのか疲れ目なのか路面が霞んで見え難かった。途中から歩きっぱなし。食べなきゃと思ってスニッカーズを投入。

長い下りが終わるところで、よしださんが追いついてきました。浅間神社の参道を抜けて川沿いに河口湖畔に出る。

ゴール地点が月に照らされて綺麗でした。

よしださんがペースを合わせてくれて、最後は一緒にゴールさせていただきました。

04:32 ... FINISH:河口湖八木崎公園、84.7km 15:32'30

昼間と違い少し寂しいゴール周辺でしたが温かい拍手で迎えていただきました。フィニッシャー・ベストを受け取り会場を後にしました。

心配していたゴール後の交通手段でしたが、毎時0分に北麓駐車場行きの送迎バスが運行していたので、それほど待たずに車まで戻ることができました。

■大会2日目(4/27)
4時間ほど車中で仮眠した後、近くの日帰り温泉で汗を流してサッパリしました。再び北麓駐車場からの送迎バスで会場へ。

会場はUTMFの選手がゴールするところで盛り上がっていました。STYに参加した山民会の仲間達と再会することができ、腹ごしらえしながら雰囲気を楽しみました。

ブースを見た後は北麓駐車場に戻り、車でA7:すばしりへ応援に行きました。

前日走った富士箱根トレイルの山々

A7:すばしり。2日目もいい天気。

バンバンの仲間とも合流できて、UTMFに参加している山民会やバンバンの仲間達の応援をすることができました。皆さんキツイはずのに笑顔で楽しんでいて本当に強い人達だなあと感じました。

応援の合間に栄養補給。富士高原豚LYBの豚丼や富士山ごうりきうどんが美味しかったです。

沢山の刺激を受けながら関門閉鎖の20:00まで応援して帰路につきました。

今回はボランティアや応援の力って本当に大きいなとあらためて実感しました。大会開催に向けての関係者の皆さんの準備にも本当に頭が下がります。参加させていただき本当にありがとうございました。

個人的には故障のため全くレースになりませんでしたが、補給、装備、睡魔などいろいろ勉強になりました。リザルトを見ると走れる状態で参加してみたかったという気持ちも湧いてきます。この経験を来年に生かせるよう、また頑張りたいと思います。

完走ベスト

 参加賞Tシャツ

■ウェア
サンバイザー/OR(START~A10)
ニット帽/asics アウトラスト ニットワッチ(A10~FINISH)
ネックウォーマー/asics ノーズフィットネックウオーマー
ウェア/山民会Tシャツ
アンダー/finetrack フラッドラッシュスキンメッシュノースリーブ
アームウォーマー/asics アームウォーマー
パンツ/mont-bell トレール ランニングショーツ
タイツ/C3fit サーマルロングタイツ
アンダー/CW-X スポーツショーツ
グローブ/OR バーサライナー
ウィンドブレーカー/mont-bell EXライト ウインドジャケット
ソックス/X-Socks Running Short
テーピング/New-HALE(膝、足首、腰/背中、ハム、腸脛靭帯、アキレス腱、足底)

ITJの反省を生かして着脱が少なくなるようにしました。ウィンドブレーカー、ネックウォーマー、アームウォーマー、グローブの着脱で上手く調整できたと思います。タイツはずり落ちるけど寒さを感じず良かったです。

■補給
摂取できた水分は予定していた4.8Lには遠くおよばず3.0L弱かな。歩きが多くて寒かったのでこんなものかもしれない。

食料も予定していた3000kcalには及ばず2500kcalくらいかな。恐らく後半は足りていなかったと思われる。前半から固形物を積極的に食べるべきだった。ロードのウルトラでしているように。

PowerBarジェル(120kcal*3=360kcal)
ジェルブラスト(200kcal*1=200kcal)
SNICKERS(263kcal*3=789kcal)
REPRENISH(125kcal*2=250kcal)
CCD(170kcal*2=340)
計:1939kcal

A6, A7, A8, A9でバナナ1/3、オレンジ一切れ、A10でうどん など
aminoVITAL顆粒(各エイド毎)

■GPSログ
※スタート後押し忘れ、ゴール後止め忘れ含む