2014年4月29日火曜日

STY 2014

4/26~27、『 STY(Shizuoka To Yamanashi) 』に参加してきました。UTMF(ULTRA-TRAIL Mt.FUJI)と同時開催され、UTMFの後半部分、静岡県富士市の富士山こどもの国から山梨県富士河口湖町の河口湖八木崎公園まで、距離91.5km、累積標高差4,715m、制限時間24時間。エントリーは抽選で1,064人(男子897人、女子167人)。

コースは昨年の反時計回り(富士山の東側半周)から時計回り(富士山の西側半周)に変わり距離も昨年より6.8km伸びました。第一回(2012)のコースに似ていますが、天子山塊を一度降りて竜ヶ岳に登り返すのと本栖湖外輪トレイルが加わりました。

今年はUTMFのエントリーのポイントもありましたが、昨年のSTYが故障でまともに走れなかったので今年は「走って完走したい」という思いと、昨年から挑戦し始めたこの距離のトレイルレース(ITJ、STY、ハセツネ)でまともに走り切れてなかったので、何とか「この距離を克服したい」という思いでもう一度STYにエントリーしました。

しかし、直近3ヶ月は多忙で走れず、2月85km(5日)、3月135km(8日)、4月97km(6日)...。

2週間前のハセツネ30Kでは7kmで脚を攣るという信じられない落ちっぷりに、真剣に完走を危ぶみましたが、完走だけを目標に体と向き合いお陰様で何とかゴールすることが出来ました。

今回はUTMFのA7関門(STYスタート地点)が08:30、STYのスタートが12:00ということで、途中からUTMFの選手と一緒に走ることとなり、改めてUTMFを完走する選手の強さを感じました。


ではレースを振り返ります。

■大会1日目(4/26)

04:15 ... 起床。睡眠4時間半。攣るパターンか。。

05:20 ... 調布を車で出発。車中で朝食。

06:40 ... 富士北麓駐車場に到着。ドピーカンの快晴。

07:15 ... 予約していた富士山こどもの国行きのバスに乗車。昨年は集まり次第出発していたので早めに集合場所へ行ったら2台目に乗れました。50分ほど仮眠。

08:08 ... 富士山こどもの国に到着。富士山に少し雲がかかってきましたが快晴。昨年とは違うルートに誘導されて20分ほど徒歩移動で丘に上がると富士山どーん!テンション上がるなー。

早いバスだったためか受付、装備品チェックも9時前には終わりました。装備品は、地図、ライト2個、予備電池、携帯トイレ、サバイバルブランケット、レインウェア上下などをチェックされました。

装備品チェック済の印に赤いバンドを手首に巻いていただきました。ちなみにUTMFは青いバンド。ゼッケンが前側だけなので、後方からはバンドの色でどちらの選手か判断ができました。

今回は知り合いのほとんどがUTMFに参加していたので一人でのんびり準備をしました。それにしても暖かい。マットの上で少し仮眠。

11:00 ... 荷物を預けて芝の上でもう一眠り。急に雲が湧きあがり風も涼しくなってきました。山の天気は変わりやすい。

11:30 ... 開会式。三浦雄一郎名誉実行委員長、鏑木毅実行委員長などの挨拶がありました。富士山が世界遺産に登録されて最初のレース。今後とも大会が存続できるように参加者一人一人のマナーが問われます。ゴミを落とさない。登山者とは歩いてすれ違う(もちろん挨拶も)。トレイルを踏み外さないなどなど。当たり前のことをしっかりやらなければなりません。

雨が一瞬ポツリポツリ。降らないでくれという願いが通じたのかそれ以上降ることはありませんでした。

12:00 ... 富士山こどもの国(標高932m)、スタート!

スタート直後から先頭はすごい勢い。前はざっと40~50人か。惑わされずマーペースで。すぐに暑くなったのでアームウォーマーと手袋を外しました。園内のクロカンコースを一周してから外へ出ていきます。

今回は目標タイムも順位もなく、A10本栖湖まではペースを抑えようと考えていました。特に「天子山塊を出来る限りノーダメージでクリアする」「大腿四頭筋を温存する登り下りの動き」「30分毎に何かしら食べて胃を空にしない」を意識しました。

粟倉までは林道(砂利、綺麗な舗装)の下り。ダメージを受けないようゆっくり走りました。途中でハットリさんとS田さんに追いつかれてしばらくご一緒しましたが、ペースが速く感じてマイペースに戻しました。

13:26 ... W1:粟倉(あわくら、標高604m)、17.4km、1:26:25、50位(男子)

ボランティアをされていたバンバンのりゅうちゃんの声援に背中を押されて鉄塔区間へ突入!

地獄の~と聞いていましたが、初めて走ってみて嫌いじゃない区間でした。所々でギャップの登り降りがありましたが基本は下り基調で路面も悪くない。

途中から5人くらいのパックに入れたので、ちょっと遅いな~と思いながらも脚を温存するのには良さそうだったので列に乗っていきました。風がなく標高も下がって少し暑さを感じました。

14:27 ... A8:西富士中学校(標高520m)、26.9km、2:27:05、54位

ここには大勢の選手(UTMF)やサポーターの方々がいました。トイレを済ませ、コーラとバナナを一切れいただき出発。ロスタイム3分45秒。今回は各エイドで止まる時間を少なくして脚が固まらないようにしました。

出口でUTMFの選手は装備品チェックと屈伸テストが行われていましたが、STYの選手は必要ありませんでした。

しばらくは集落や用水路沿いの舗装路を走り、いよいよ正面に天子山塊。

この辺りからUTMFの選手のボリュームゾーンに入ったようで天子ヶ岳までの間に知り合いのランナーに何度も声をかけていただきました。ミミさん、ももこさん、F井さん、あうとさいどさん、のんたん。こちらからお声掛けしないといけないのに恐縮でした。本当に凄い人達だ。

最初に急登を登ったあとは緩斜面もあり、最後は九十九折が連続する登山道。途中で下山中の登山者と出会いましたが、夕方ということで他には登山者と出会うことはありませんでした。

コバイケイソウの群生を過ぎると間もなく山頂。

15:42 ... 天子ヶ岳(てんしがたけ:標高1330m)

天子制覇。木に覆われていて眺望はありません。山頂の写真を撮っていたらボランティアの方が撮って下さるというので一枚(笑)

天子ヶ岳から長者ヶ岳の間は走りやすいトレイルだったと思います。この区間も眺望なし。

16:00 ... 長者ヶ岳(ちょうじゃがたけ:標高1336m)

たしかこの区間でY崎さん、U田さんにお会いできました。U田さんには「20位くらいですよ!」と言われて、自分では40位くらいと思っていたのでそんなことはないだろ~と思っていましたがゴール後に確認したら本当のようでした^^; どこで抜いたんだろ。

16:28 ... 天狗岳(てんぐだけ:標高1373m)。標識には三角点と書いてありましたが本当かな?

送電鉄塔作業小屋。ようやく富士山が見えました。

最後はロープを使って急坂をよじ登り熊森山に到着。

17:03 ... 熊森山(くまもりやま:標高1575m)

熊森山を越えたら雪見岳が見えてきました。あれを登るのか~。ここまで脚を温存してこれましたが、雪見岳への登り下りでかなり消耗してしまいました。

まずはロープもある急坂の下りで渋滞。幸い10分ほどの停滞で済みました。

登り返しで5~6人のSTYの選手に抜かされました。以前は登りの方が得意だったのに最近は登りの苦手意識が強くなってしまいました。女子2番手の選手にも抜かれましたが登りは軽さですかね。

17:34 ... 雪見岳(ゆきみだけ:標高1605m)

コース最高地点に到達。ここで水切れ。あとは下りだけなので何とかなるか。

下りは調子が良くて先ほど抜かされたSTYの選手も抜き返しながら軽快に下れました。短時間ですが自転車のローラーで高回転の練習をこまめにやった効果があったように思います。

UTMFの選手は疲れている体で後方も気にしなければならず大変だったと思います。コースを開けていただくのも本当に申し訳なく思いましたが、「頑張って!」などと笑顔で声までかけていただき、UTMFの選手の強さと優しさに頭が下がる思いでした。

最後の方は急斜面のスリッピーな黒土を一気に駆け降りました。ホッとしたところでご褒美のように夕闇に浮かぶ巨大な富士山が現れました。美しかった。

18:10 ... A9:麓(標高818m)、45.8km、6:10:23、22位
応援の方々が立ち入りできるエリアが制限されていて滅茶苦茶視線を感じます^^;

オレンジとコーラをいただき、水を1L補給してTOP SPEEDを投入。ゴミと後半用の食料を詰め替えてロスタイム8分55秒で再スタートを切りました。

エイドを出たところで下りで抜き返した女子2番手の選手に再び抜かれる。カメラに追われながらすごい勢いで行ってしまった。

農場の中を一人で淡々と走りながら冷えてきたのでアームウォーマー装着。いよいよ夜が始まります。

東海自然歩道に入ったところでライト点灯。路面が悪く、目が慣れるまで何度かコケそうになりました。この時間帯は注意が必要ですね。A沢貯水池までは山の麓に沿うようになだらかな砂利道を走りました。結構脚にきていてこの区間で何人か抜かれました。

A沢貯水池から登山道へ。ペースは落ちましたが九十九折の道を脚を止めないように登ります。UTMFの選手が落ちている枝を物色して杖代わりにしているのが印象的でした(今回はストック禁止)。

19:45 ... 端足峠(はしたとうげ:標高1272m)

やはり登りはペースが上がらず時々抜かれます。月明かりがなく山頂が見えないのでGarminの高度計を頼りに一歩一歩登っていくと、突然開けた場所に出ました。

20:11 ... 竜ヶ岳(りゅうがたけ:標高1485m)

山頂にはベンチがありました。昼間だと素晴らしい展望のようで、12月下旬から1月上旬にはダイヤモンド富士を見ることができるそうです。真っ暗で星空は綺麗でしたが富士山の影も見えませんでした。明るい時にもう一度登ってみたいな。

寒くなってきたので指まで覆う手袋を装着。少し胃がムカムカしてきて、まずいな~と思いましたが食べ続けることで解消しました。

下山はそれほど難しくない九十九折の道。得意の?下りで回復して本栖湖畔のロードを約3kmラン。灯りが見えるのですがなかなか近づかなくてしんどかった。

20:58 ... A10:本栖湖(標高907m)、61.1km、8:58:41、31位

ここではK澤先生、yukiさん、O山さんとお話しできました。知り合いと話せると元気でますね。密かに昨年一緒にゴールしたY田さん(UTMF)を追いかけていたのですが、ここのエイドで抜いてしまったみたい。お会いできなくて残念でした。

バナナやコーラを頂いたり、(何故か)ボランティアの女の子と一緒に写真を撮ったり、約5分ほど滞在してK澤先生に見送られて出発。バタバタでしたが元気出ました(笑)

エイドを出るとすぐに中ノ倉山への登山道。

中ノ倉山(標高1247m)はピークが分からないうちに通過^^;

UTMFの選手がボーっと立っていて生気のない声で「パノラマ台はどっちですかね・・・」と尋ねられる。目の前には道は一つしかないし前方にライトも見えているでしょ・・・。UTMF半端ねえ。。

UTMFの女子選手がいて、この時間にここを走っているとは只者ではないな~と思って見たら、のぶかさんでした。流石です。

中ノ倉峠も分からないうちに通過していましたが時間的に岩場を登った辺りだったみたい。千円紙幣の富士山はこの峠からの風景なんだそうです。明るい時にまた来てみたいな。

この辺りは登山道の横で仮眠しているUTMFの選手が何人もいました。2日目の夜だもんな。。

一方で突如復活するのか再び抜いていくUTMFの選手もいてほんと凄いなと何度も驚かされました。

22:38 ... パノラマ台(標高1328m)

昼間はこの正面に富士山が見えるらしい。何も見えないのでさっさと下る。九十九折を下ってしばらくすると建物(テレビアンテナ施設)が現れました。どうやら烏帽子岳。

22:50 ... 烏帽子岳(標高1257m)

何かないかなと探したら三角点がありました^^

登りは全くダメで歩きばかりでしたが下りは調子よく駆け下りることができました。

23:07 ... パノラマ台登山口に降りてくるととても大きな声援を頂きました。本当に嬉しくて元気が出ますね。

ここからしばらく東海自然歩道を走ります。緩い登りも歩きになってきましたが、平地と下りは走るルールを課して歩き続けないようにしました。

23:33 ... R139富士パノラマラインを潜って、青木ヶ原樹海の縁を通る道を走ります。ちょっと気味が悪い^^; 精進湖民宿村(標高920m)の舗装路を少し走って再び東海自然歩道を走りR139へ出ました。

このロードは長かったなあ。途中、赤信号で止まっているUTMFの選手と一緒になり、その後の数キロのダラダラ登坂をお話しながら進むことができたのは助かりました。

走ったり歩いたりでしたが、後半は歩きが多かったかな。走らないと体も冷えてくる。道路の気温計は2℃を表示していました。動いていないボランティアの皆さんは寒かったでしょうね。本当に感謝です。

00:41/00:50(計測はoutのみ) ... A11:鳴沢(標高1024m)、80.1km、12:50:40、30位

エイドに到着したらボランティアで参加されていたliuさんが声を掛けて下さいました。隣の方も私のTシャツを見て声をかけてくれました^^

熱々のコンソメスープをストーブにあたりながら頂きました。ロードで冷え冷えとなった体に染みわたりました。美味しかった!

9分ほど休憩。防寒にレインウェアの上を着て最後の山へ向かいました。

01:12 ... 紅葉台(こうようだい:標高1165m)

最後の登りもやはり動きが鈍かった。若干ガス欠だったかも。もう少しだと思って1時間くらい食べてないことに気がついて慌てて食べました。最後まで手抜きしてはダメですね。

01:51 ... 足和田山/五湖台(標高1355m)

 ついに最後のピーク。あとは下るだけ~と思ったら、最後の神社の先に軽い登りがあり文句言いながら登りました(笑)

02:36 ... 小海公園の横に下山!あとは河口湖畔の3kmだけ。

時間を見ると15時間を切れるかどうか。一応、走ってみる。LSDペースだけど。

会場の灯りが見えてきた!

夜桜が綺麗。応援の方々も多くてハイタッチしながらゴールへ向かいました。

ライトを消して最後の直線へ。

03:04 ... 河口湖八木崎公園(標高835m)、91.5km、15:04:01、33位、ゴール!

昨年の寂しいゴールを思い出し、この時間帯なので誰もいないかなと思っていたら、なんと六花さんがゴールにいらして祝福して下さいました。感激。


ゴール後は「完走ベスト」をいただき、荷物の受け取り。北麓公園行きのバスが1時間に1本(次は04:00)だったので、吉田うどんを食べたり(こんな時間に温かいうどんが食べられて感謝)、用意してきたアミノ酸などを補給しながらレースの余韻に浸りました。

04:10 ... 北麓公園に戻り車中でアイシング代わりに冷湿布を貼りまくって毛布にくるまり爆睡。長い一日でした。

■大会2日目(4/27)

08:30 ... 起床。レース中・レース後の補給やアイシングのお陰か筋肉痛はほぼなし。歯磨きしてガソリン入れて応援に向かいました。

09:20 ... 道の駅かつやま。道を挟んだ小海公園の桜が満開でした。 数時間前にここを走ったのがずいぶん昔のことのようです。

たくさんの知り合いが限界を超えた体を動かして素晴らしい笑顔で駆け抜けていきました。本当にお疲れ様でした。

今回は準備不足でしたがUTMFは心技体が揃わないと完走できるレースではないのでしょうね。来年UTMFへの挑戦権が得られたらしっかり準備して臨みたいと思います。

またボランティアや応援の力がとても大きかったです。来年レースに参加できなかったらボランティアで参加したいなとも思いました。

素晴らしい大会でした。ボランティア・応援・関係者・選手の皆さん、ありがとうございました。


参加賞のTシャツ。左腕にSTY 2014。

完走賞のベスト。首筋にSTY 2014。今年は柔らか素材。

■ウェア
サンバイザー/OR
ウェア/山民会Tシャツ
アンダー/finetrack フラッドラッシュスキンメッシュノースリーブ
パンツ/adidas ランパン
アームウォーマー/asics アームウォーマー
グローブ/パールイズミ バイク用指出し
保温グローブ/OR バーサライナー
ゲイター/CEP カーフスリーブ
ソックス/RxL TBW-900
シューズ/inov-8 TrailRoc 245
テーピング/New-HALE(足首x2、アキレス腱、大腿前後、膝、腸脛靭帯、腰、肩)
レインウェア/finetrack エバーブレスフォトン

以下は携帯したが未使用
保温ウェア/TNF ライトヒートジャケット
保温タイツ/C3fit サーマルロングタイツ
保温キャップ/ニットキャップ

※足首をガチガチに固めたおかげか攣りの前兆は一度もなかった。
※inov-8のシューズも走り方を変えたら91kmでも問題なかった。

■装備
バックパック/GREGORY Tempo 5
ヘッドライト/GENTOS HW-888H
ハンドライト/GENTOS 閃 SG-325+mont-bellグリップバンドセット
携帯コップ/Salomon Soft Cup 125ml ※150ml以上入ります
GPSウォッチ/Garmin Forerunner 910XT
地図、携帯電話、予備電池、サバイバルブランケット、ホイッスル、テーピングテープ、
携帯トイレ、ファーストエイド、保険証、予備メガネ

※ザックがやや小さくてチャックを閉めるのに手間取った。8Lにすれば良かった。
※ヘッドライトは6時間くらいで明かりが弱くなった。

■水、食料
水/スタート時1L(TOP SPEEDを溶かす)

以下は補給した物
amino VITALパーフェクトエネルギー x 2個/180kcal x 2
MEDALIST ENERGY GEL x 2個/106kcal、107kcal
CLIF BAR(レーズン ウォルナッツ) x 2個/240kcal x 2
井村屋ようかん x 2個/171kcal x 2
PowerBar ENERGIZE x 1/219kcal
HONEY STINGER x 2個/100kcal、120kcal
shotz ENERGY GEL(カプチーノ) x 1個/117kcal
WASP OKANIC x 2個/50kcal x 2
スニッカーズ x 1個/247kcal

計2,298kcal

※エイドでバナナ2切、オレンジ1切、コーラ4杯、スープ1杯
※WASP OKANICはパサついて余分に水分を使ってしまった。
※スニッカーズは甘すぎて食べる気が起きなかった。
※それ以外はどれも良かったが特にようかんが美味しく感じた。

■ランナーズアップデート


■GPSデータ
ゴール後に確認した時は累積標高4875mでしたが、Garmin Connectに落としたら減ってしまった。なんでかな?