2014年10月27日月曜日

南アルプス南部縦走 Day4(茶臼小屋~茶臼岳~易老岳~イザルヶ岳~光岳(往復)~畑薙大吊橋)

南アルプス南部縦走(荒川三山~赤石岳~聖岳~光岳)の4日目。
センジヶ原とイザルヶ岳。モコモコしたのは亀甲状土。

9/23(火):茶臼小屋~茶臼岳~易老岳~イザルヶ岳~光岳(往復)~畑薙大吊橋

■9/23(火) 晴れ
茶臼小屋(02:44)-茶臼岳(03:07)-希望峰(03:37)-易老岳(04:41/04:44)-イザルヶ岳(06:09/6:19)-光岳小屋(06:32/06:36)-光岳(06:43/06:54)-光石(06:59/07:04)-光岳(07:10)-光岳小屋(07:18)-易老岳(08:28/08:31)-希望峰(09:24)-茶臼岳(09:57/10:00)-茶臼小屋(10:16)
※CT 12時間15分、行動時間7時間32分(CT62%)、1535mD+

茶臼小屋(10:34)-横窪沢小屋(11:31/11:38)-ウソッコ沢小屋(12:22/12:27)-ヤレヤレ峠(13:12)-畑薙大吊橋(13:36)
※CT 4時間15分、行動時間3時間2分(CT71%)、170mD+、1553mD-


01:00 起床。冷え込んだためツエルト内は結露が多かった。トイレに行こうとして木道で滑り、沢に落ちそうになり焦る(苦笑)

夜空を見上げると満天の星空に天の川。少し眺めている間にいくつもの流れ星。感動。

朝食を食べていると登走心さんがやってきて、「体力的に厳しいので小屋で待っているので行ってきて下さい」とのこと。3:00発の予定でしたが単独となったので急いで準備にかかる。

前日、山小屋の方に聞いたら、9/23は小屋閉めなのでツエルトは張りっぱなしで良いとのことだったので、サブザックにエマージェンシーキット、貴重品、食料、着替えなど最低限必要な物を詰め、ツエルトはそのままで往復することにしました。

02:44 茶臼小屋(標高2400m)、出発!

小屋の前の通路に昨夜寝る前には無かったストックシェルターやツエルトが張られていて似たような方々が来ているんだなあと思いながらそーっと出発。

まずは稜線まで上がる。木段が凍っている。真っ暗。冷たい風の音だけ。

02:53 分岐

緩い斜面で走れるかと思ったが、60lmのライトだと走るには明るさが足りなくて捻挫しかけて諦める。広い斜面で踏み跡も多くてコースを探しながらで意外と時間を取られる。

03:07 茶臼岳(標高2604m)

岩場の山頂からは何も見えず。慎重にペンキマークを探しながら先へ進む。スイッチバックしながらザレた下りを降りていく。月明かりもなくどちらの方向に進んでいるのかも分かり難い。仁田池の道標が現れてひと安心。ただ、池がどこにあるのかは分からず。

03:20 仁田池

ここから比較的平坦になったものの、寒さで凍った木道が滑る。横木に土踏まずをしっかりかけて慎重に通過しました。

03:37 希望峰
仁田岳との分岐。しっかり地図を確認して進む。ここからの下りは予想以上に急で、これは意外と時間がかかりそうだなあと感じました。

丸太が切断された鞍部らしきところを通過(03:57)しゆるやかな道に。地図には平坦なトラバース道と書かれていましたが、マーカーも少なくて広い樹林帯の中では道を探しながらになるためやはりペースが上がらない。帰りに通った時は何てことのない道でしたが。

04:41 易老岳(標高2354m)
易老渡からの登山道との分岐。シラビソの樹林に囲まれた山頂は聞いていたとおり眺望なし。3分ほど補給しながら地図と指導標をしっかり確認して出発。

枯木帯を抜けると三吉ガレと思われる西方面が開けた場所に出る。ようやく少し明るくなってきた。

05:32 三吉平
ぬかるみを通過。三吉平?

イザルヶ岳で日ノ出をと思っていましたが間に合わず。

ゴーロの枯れ沢の急登。道が合っているのかやや不安になったところで、上から団体さんが下山してきた。この日初めて登山者との遭遇。このあとセンジヶ原までに数名の下山の方々とすれ違いましたが、その後は帰路の茶臼岳まで一人旅。誰にも会いませんでした。

道端の草は霜で真っ白。

05:59 静高平(しずこうだいら)
標高差300mを20分ほどで登ってようやく平坦なところに出ました。左手にあった水場は枯れていました。振り返ると雲海に聖岳!

06:03 ゼンジヶ原
センジヶ原に到着。光岳、光小屋が朝日を浴びて見えてきました。

まずは、途中で左折して往復15分と書かれていたイザルヶ岳へ寄り道。

06:09 イザルヶ岳(標高2540m)
分岐から5分ほどで到着。キャッチボールが余裕でできる広々とした山頂!東には富士山。北には聖岳。西には光岳。360度のパノラマを独り占め!

イザルヶ岳を後にし、霜で滑る木道、ハイマツの間を抜けて13分ほどで光岳小屋に到着。

06:32 光岳小屋(標高2530m)
綺麗な山小屋。前週9/14で営業終了。避難小屋泊りの方々も出発されたようで静かでした。営業している時期にまた来てみたいですね。

3分ほどで標柱。え、もう着いた!?と思ったら柴沢吊橋への分岐でした。寸又川左岸林道は2011年の台風による土砂崩れ以降崩落が続いており通行不能の看板が立っていました。

光岳小屋から7分ほど。少し広い場所からちょっと上がった所に山頂が現れました。

06:43 光岳(てかりだけ)(標高2592m)
日本百名山。2500mを越えた山の日本最南端。 ハイマツの南限地。ハイマツに生きるライチョウの最南端の生息地。

標柱には2591mと書かれてありますが、こちらも荒川中岳、赤石岳と同じく、今年(平成26年)4月の改訂で1m高くなりました。

シラビソに囲まれた狭い山頂は北側に少し眺望もあり、イメージより明るい山頂でした。暑くなってきたのでウェアを脱いだり補給したりと10分ほど休憩。

光岳から5分ほど。加加森山・池口山との分岐を光石方面へ急坂を下ると白く輝く石が見えてきました。

06:59 光石

左側の隙間から向う側を覗くとさらに下方に白く輝く岩が見えました。あっちが光石???
隙間の向う側の下にも踏み跡らしきものがあるようにも見えましたが、その先がどうなっているか分からず、スリップすると滑落しそうなので越えるのは止めておきました。

深南部と呼ばれる玄人しか入れない南アルプスの南の南の山々の眺望も素晴らしかった。

帰ってから調べたところ、この2つどちらも光石のようですね。隙間の先は崖だったようなので越えなくてよかったです(汗)

07:04 帰路に着きました。帰りはほぼノンストップで走れるところはラン。

07:10 光岳

07:18 光岳小屋
右から富士山、イザルヶ岳、茶臼岳~上河内岳~聖岳の稜線。

帰路の左手に綺麗に整備されたテント場がありました。

07:52 三吉平

08:11 三吉ガレ

08:28 易老岳
行きは真っ暗で気がつきませんでしたが、分岐の標柱から東に20mほど入ったところに山頂の広場と三角点がありました。

平坦なトラバース道も明るくなればガンガン走れました。朝、光岳小屋近くでお会いした登山者の方々は易老渡へ下りてしまったようで誰にも会わず一人旅。

鞍部らしき所を通過(08:45)し登りが始まる。光岳往復で一番キツく感じたのがここから希望峰までの登りでした。急登が続き、なかなか右手に見える仁田岳への稜線が近づいてこない。

09:24 希望峰

希望峰を越えると茶臼岳が見えた!

こんなに走りやすい道だったとは~。

行きは道標しか見えなかった場所はこんな絶景でした。右から上河内岳、聖岳、兎岳。

夜は見えませんでしたが水が溜まっている場所もありました。滑り落ちなくてよかった。

09:43 仁田池

ここから最後のひと登り。こんな斜面だったんだ。

山頂が見えてきた。トレイルランナー風の方が見えましたが山頂に着いた時には下山されてしまったようで会えませんでした。

09:57 茶臼岳

茶臼岳から光岳への稜線を振り返る。単独の夜間。また一つ経験が積めました。

行きに悩まされただだっ広い斜面を駆け下る。南アルプス南部の山々ともいよいよお別れ。

10:09 分岐

10:16 茶臼小屋
登走心さんが手を振って迎えてくれました。お待たせしましたー。

光岳からの復路は約3時間でした。行きはイザルヶ岳まで約3時間半。夜間で全く走れなかったことを考えればまずまずでしょうか。

小屋の方々は既に下山されたとのこと。この日は茶臼岳の山頂からダイヤモンド富士が見える日だったそうで素晴らしい日の出が見られたそうです。そして出発時に見たツエルトがなんと共通の知人のMさんだったことを聞いてびっくりしました。

ツエルト撤収。天気も良くカラカラに乾いていました。ここのテント場は地面が硬かったので四隅だけペグを使い残りは石を使ったのですが、引き抜いたら1本曲がっていました。無理に使わなければよかった。

10:34 茶臼小屋(標高2400m)、出発!

あとは下るだけと思っていましたが、予想以上にここからの下りが大変でした。道幅が狭く、ゴロゴロした石が多くて気が抜けませんでした。

10:53 樺段

11:31 横窪沢小屋(標高1600m)
8/31で営業終了。気温20℃、暑い。小屋の前のベンチでシャツなどを脱ぐ。水量豊富な横窪沢を渡って登ったところが横窪峠。

11:56 中ノ段

狭い急坂。スイッチバックも多くて落石が怖い。

中ノ段から20分ほどで階段の連続。斜めに傾いている階段もあり雨の日は要注意ですね。

ウソッコ沢小屋の手前に上河内沢とウソッコ沢の出合。水量豊富で水がとても綺麗でしたが板がボロボロでちょっと怖い。

12:22 ウソッコ沢小屋(標高1150m)
通年無人。どこから入れるか分かりませんでした。。

ここからヤレヤレ峠までの区間、地図には吊橋が3つ書かれていましたが、この最初の短い吊橋は含まれていないようです。

滑りやすい階段。

沢沿いの道。この日は大丈夫でしたが増水時にここを通るのは怖いかもしれませんね。

1つ目の吊橋

2つ目の吊橋

標高1000mの看板を過ぎて3つ目の吊橋

ここから登り返し、斜面をトラバース。しんどい。

13:12 ヤレヤレ峠
ヤレヤレ~という気分になりますね。

ここから最後のトラバース道は崩れかかっている場所もあって要注意でした。最後に急坂を下って吊橋に到着しました。

13:36 畑薙大吊橋(標高960m)

ここからCTで沼平のゲートまで40分+畑薙第一ダムまで25分+夏期臨時駐車場まで30分の合計1時間35分かかる予定でしたが、なんと、ライチョウ調査に来ていた方々が車に乗せてくださるとのことで、急遽、ゴール!!! 4日間の南アルプス南部縦走が終了しました。

車で15分ほどで臨時駐車場までワープ。80分ほど短縮できてしまいました。ありがとうございました!

車中でお聞きした話ではライチョウは茶臼岳と光岳を季節ごとに移動しているんだそうです。ライチョウって飛べるんですね~。

帰りは畑薙第一ダムから4km下流の赤石温泉白樺荘に立ち寄りました。なんと、ここでバス待ち中のMさんにお会いすることができました!ワープのお陰。嬉しかったです。

温泉内にはTJARの展示も。温泉は510円。サッパリできました。

15:10に温泉を後にし大井川鉄道井川駅でおでん休憩。お婆ちゃんにお任せで盛っていただきました。濃い味で美味しかった~。また新茶もとても美味しくてお土産に買って帰りました。

16:00に井川駅を後に。なかなかコーラの自販機がありませんでしたが、笠張峠を越えて平地に降りてようやくゲット。

帰りの東名は少し渋滞しましたが、海老名から圏央道で中央道へ回るルートは空いていました。

20:40 帰宅

4日間好天に恵まれ素晴らしい山行きになりました。ご一緒いただいた登走心さんありがとうございました!




■ウェア、シューズ
アルパカ帽/赤石岳避難小屋
バラクラバ/finetrack フラッドラッシュアクティブスキンバラクラバ
サンバイザー/OR
サングラス/SportEYZ
レインウェア/finetrack エバーブレスフォトン
シャツ/TNF ショートスリーブダクロンQDコットンシャツ
Tシャツ/北穂高小屋Tシャツ
ウェア/SmartWool NTS Micro150 PTRN CREW
アンダー/finetrack フラッドラッシュスキンメッシュノースリーブ
アームカバー/フラッドラッシュアクティブスキン アームカバー
パンツ/MOUNTAIN EQUIPMENT グリット ストーン ショート ツー トーンド
アンダー/finetrack フラッドラッシュスキンメッシュボクサーショーツ
タイツ/UNIQLO ヒートテック タイツ
ソックス/SmartWool ブリリアントHike Midクルー
ソックス/finetrack フラッドラッシュスキンメッシュソックス
グローブ/ショーワグローブ 防寒テムレス
グローブ/OR バーサライナー
シューズ/La Sportiva ウルトララプター

■食料
朝食:
 えびピラフ/361kcal
 味噌汁/32kcal
 ようかん/167kcal
 インスタントコーヒーx2杯/

行動食:
 水/500ml
 スニッカーズ/247kcal
 CLIF BAR/240kcal
 トレイルミックス/440kcal
 ようかん/167kcal

■GPSデータ



■装備
バックパック/ゴッサマーギア マーマー
パックカバー/montbel ジャストフィットパックカバー 30/35L
防水バッグ/SEA TO SUMMIT 30L/10L/5L、ISUKA 10L/5L
ボトルホルダー/Mountainsmith マルチホルダー
サブザック/SEA TO SUMMIT ウルトラSIL デイパック

ストック/シマノ トレランポール13.6
ツエルト/finetrack ツエルト2ロング、防水バック3L
マット/山と道 山と道 Pad15s+
マット/ゴッサマーギア マーマー専用背面Pad
マット/Magic Mountain ナノテクシットマット
シュラフカバー/SOL エスケイプヴィヴィ

ストーブ/SOTO ウィンドマスター SOD-310
燃料/SOTO パワーガス105トリプルミックス SOD-725T、710T
カップ/スノーピーク チタンシングルマグ 450ml
カップ/EVERNEW Ti.パスタもクッカーS 750ml
ボトル/Cannondale バイク用 1L(水用)
ボトル/ポカリのペットボトル 500ml(水用)
ボトル/Nalgene 広口 500ml(トレイルミックス用)

ヘッドライト/PETZL ティカXP2(単4×3本) ※60lm、80時間
ヘッドライト/PETZL イーライト E02P3(CR2032x2個) ※26lm、55時間
予備電池、mont-bel クラッシャブル ランタンシェード

サコッシュ/mont-bel UL MONOショルダー M
速乾性タオル/MSR PackTowl personal
コンパス/SILVA No.3R
地図/山と高原(塩見・赤石・聖岳)
防水マップケース/SEA TO SUMMIT
デジカメ/OLYMPUS Tough TG-620、自在三脚
携帯電話、バッテリー、熊鈴、エマージェンシーキット一式、保険証、トイレットペーパー